KT88/6550Aプッシュプルアンプ製作例
☆ 回路構成
◎出力部
固定バイアスによるAB1級動作でUL接続にしました。
◎前段
一般的なムラード回路です。
初段目はEF86の三結と12AU7の位相反転、12AU7のカソードフォロアーで真空管の高さを揃えましたが
12BH7も使用できます。
◎電源部
カソードフォロアー用に70Vの倍電圧整流で−170Vを取出しています。
ダイオード、電解コンデンサーの極性に注意。
☆ 今回は電源電圧が高く(約500V)で注意が必要です。
十分な知識を得てから挑戦してください。

☆ 回路図
画像データー
☆ 配線図
1, 電源、アース回路
2, 高圧、整流回路
3, ヒーター回路
4, 電圧増幅回路
5, 出力回路
☆ 完成写真
裏面

☆ 動作確認
1, 出力管を抜いて電源ON。前段の真空管 ヒーター点灯確認。
2, 出力管の第1グリッドのバイアス電圧を最大(−70V位)にVRをセットし電源を切る。
3, 出力管を挿し電源ON。電流を50〜60mA位に調整する。
(アイドリング電流はプレート損失の50〜70%位、スクリーン電流をプラスする)
一度合わせても他方を調整すると変動する為、2度3度調整する。
(今回メーターと切替スイッチで確認できますが、カソード抵抗10Ωの電圧でも判ります。500mVで50mAです)
4, 各所電圧チェック。

☆ 備考
ダンピングファクターはON−OFF法で約4です。(NFB約11dB)
◎ 特性 Excelデーター

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